『日本の童貞』が文庫に

Tumblr_npeyqi4t981u7t12co1_1280_2

※2015年6月に書いた記事。公開していたつもりが、下書きモードになっていることに、さきほど気づきました。本日公開します(2016年1月15日追記)。

『日本の童貞』が河出文庫になりました。明日8日から書店にならびます。

解説は田房永子さん(『男しか行けない場所に女が行ってきました』が話題)、表紙イラストは峰なゆかさん(『アラサーちゃん』でおなじみ)、装幀は佐藤亜佐美さん(若手装幀家のうちもっとも活躍されているお一人)と、強力な布陣です。よろしくお願いします。

↓ 文庫版 カバー紹介文 ↓

1920年代、童貞は日本男子の美徳だった!
「カッコいい」から「恥ずかしい」へ ――
近代から現代において、童貞のイメージは
どのように変化してきたのか。
気鋭の社会学者が、童貞にまつわる言説を丁寧に読み解き、
男性のセクシュアリティの変化を探る。
童貞で読み解く日本[ニッポン]の社会史!

『日本の童貞』 澁谷知美[著]
発行:河出書房新社 2015年6月刊行(文庫版)
装幀:佐藤亜沙美 装画:峰なゆか 文庫版解説:田房永子

版元サイト:http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309413815/

※書影は、拙著『立身出世と下半身』を出してくれた洛北出版さんブログよりお借りしました。

|

北京の銭湯にひそむスパイについて――包茎のはなし

包茎の言説史についての本を書いている。それを知っている友人が、おもしろいブログ記事を教えてくれた。30人の白人男性の股間を観察したところ、包茎が多数派だった。包茎に悩むなんてばかばかしい、という内容のものである(1)。

包茎は清潔にしていればなんの問題もない、ということはかつて拙著でも書いており(2)、ブログの内容におおいに賛同する。手術をあおる言説があふれかえる日本で、それにたいする対抗言説はとてもすくない。もっとこの手の言説が増えればいいのに、と思う。

ところで、ブロガー氏は、30人の白人男性の股間を、東京のスポーツジムの更衣室で見たという。あえて見たわけではなく、見えてしまったと書いている。

この記事では、ブロガー氏とはちがい、あえて外国人の陰部を観察した人について、紹介したい。満州事変のあった1931年の、北京での話である。その人は銭湯にひそんで、観察をつづけた。そして、中国人男性に包茎が何パーセントいるのか、統計をとった。いま、ちょうどそのことについて原稿を書いているので、すこし紹介する。

その人の名を川村狂堂(かわむら きょうどう)という。職業はスパイである。包茎について密偵するために中国にひそんでいた……わけではなく、中国のイスラム教徒を組織する仕事をうけおっていたようだ。

「ようだ」と書くのは、この人についての情報がすくないからである。が、おそらく日本軍から資金をもらって派遣されたとみていい。川村じしん、当時でもめずらしいイスラム教徒だったので、そこを見こまれたのかもしれない。イスラム教徒の反乱を扇動した罪で、中国当局に逮捕された前科もある(3)。

イスラム教徒なだけに、川村は割礼に関心があった。「割礼概説」という文章を発表してもいる(4)。が、史的考察だけでは限界があることに気づく。生理学的研究が必要だと感じた川村は、せめて中国人の基礎的データだけでも得たい、と北京の銭湯にひそんだ。

1931年3月から10月のあいだ、のべ21箇所の銭湯で、77回もの調査をかさねた。観察した男性の股間は1770人ぶんにおよぶ。その結果、こんな統計を得た(5)。

支那人の陰茎の包皮統計

1 全開皮者    八四七   四七・八五三…

2 半開皮者    三二四   一八・三〇五…

3 不開皮者    五九九   三三・八四一…

  合  計  一、七七〇  一〇〇・〇〇〇…

 右の中二と三の半開皮者及不開皮者を合すれば

          九二三   五二・一四六…

統計は、川村の論文からそのままぬきだした。「支那人」という言葉は今日では差別語にあたる。が、時代相を反映させるため、あえて修正しなかった。

小数第三位まで出しているのも論文のまま。ここまでこまかい数字を出している意図はよくわからない。よくわからないが、それぞれのカテゴリーについて解説するとつぎのようになる。

「全開皮者」とは、現代の俗語でいうところのムケチンのことである。川村は、「包皮が翻転して亀頭冠を越え亀頭が全部露出せるもの」と定義している。包皮がクルリとひっくり返っていて、亀頭のミゾよりも上にあり、亀頭がすべて出ているもの。これがおよそ5割を占める。

「半開皮者」とは、亀頭の半分だけを皮がおおっているもの。半ムケとでもいうのだろうか。これがおよそ2割を占めていた。

「不開皮者」とは、亀頭の全部を皮がおおっているもの。包茎である。

このなかには、まったく皮がむけない者も、むこうとすればむける者もいるだろうと川村はいう。現代でいうところの完全包茎と、仮性包茎である。これがひとつのカテゴリーにまとめられている。外から見ただけなので、どちらがどういう割合なのか、そこまでは判断しかねるという。とにかく、両者あわせて約3割いることになっている。

以上、北京の銭湯調査について、現代語訳しつつ、数字を丸めると、

ムケチン 5割

半ムケ  2割

包茎   3割

という結果になった。

川村はこの結果に満足しているように見える。というのも、彼は、「東にいけばいくほど包茎がすくなくなる」という説をとなえていたからだ。

川村は、自身の調査からさかのぼることおよそ30年の1899年に発表された、べつの包茎の統計を引用している。形質人類学の権威である足立文太郎博士が、日本人の兵士を対象に調査したものである(じっさいの調査をしたのは長澤康人軍医)。その結果を、現代語訳しながら引用すれば、およそつぎのようになる(6)。

ムケチン    7割

半ムケ+包茎 3割

数字は丸めてある。スパイ川村と足立博士の結果をあわせれば、ムケチンの割合は、中国では5割、それよりも東に位置する日本では7割となる。さらに、「ヨーロッパ人は包茎がほとんどである」という情報も、川村はいいそえている。これらをあわせれば、「東にいけばいくほど包茎がすくなくなる」という川村の自説と合致する。

もっとも、足立博士は、自分で統計を公表しておきながら、ムケチン7割という日本人の数字は事実を反映していないだろう、といっている。というのも、折にふれてムケチンの者にたずねてみると、「もともとは包茎だった。が、日々、包皮を巻きあげて亀頭のミゾにひっかけておいたところ、亀頭が出るようになった」と証言するからである。長澤軍医をつうじて、調査対象の兵士たちにたずねたところ、10人中7、8人が同じようにこたえたという。

そして、博士は、「亀頭はほんらい露出しているものである」という考えかたを「誤認」とよんでいる。包皮というのは、亀頭を保護するためにある。したがって、上記のような誤認は、今後、なくなるのがよろしい、といっている。包茎こそがペニスのほんとうの姿だ、ということだ。

これにたいして、スパイ川村は、まっこうから反論をとなえる。「いやいや、亀頭が出ている状態こそが、がんらいの成熟したペニスのあり方でしょう」と。

このように書く川村は、「足立博士のいうムケチン7割という数字は、フェイクなんかじゃない。リアルのはずだ」と思っていそうである。というのも、7割という数字が、まじりっけのない、リアルなものであってくれたほうが、「東にいけばいくほど包茎がすくなくなる」という自説に合致するからである。もっとも、このへんは、筆者の憶測にすぎないが。

博士とスパイ、どちらの説がほんとうなのか――という問いへこたえることは、このブログ記事の目的をこえるので、ひかえたい。だいたい、対象者の年齢がことなる調査で比較するのも、どうかと思う。博士の論文にでてくる兵士は、おそらく若者が大半である。いっぽう、川村は、いろいろな年齢層を見たようだ。老齢になるにしたがってムケている者が多くなるのを、博士はどう説明するのか、とかみついているので。

この記事では、ただ、1931年の北京の銭湯で包茎調査にはげんだ日本人がいた、ということをいいたかった。

が、包茎こそがほんとうの姿であるという足立博士と、そうではないというスパイ川村の発想のちがいがどこからきているのか、という点は気になっている。日本と西洋の関係、あるいは日本と東洋の関係をどう見るのか、ということと関わっていると、いまのところ考えている。そのあたりは、本のほうで書きたいと思う。

(1) Chikara Miyake, 2015「白人男性30人以上の平常時のペニスを見て分かった日本人男性の奇妙な風習」(ブログ『Worse is Better』2015年12月31日記事。2016年1月12日アクセス。 http://chikara.posthaven.com/bizarre-conception-of-penis-prevailing-among-adult-male-in-japan

(2) 澁谷知美、2009『平成オトコ塾 悩める男子のための全6章』筑摩書房

(3) 川村の経歴については、次の文章に拠った。保阪修司、2007「アラビアの日本人 日本のムジャーヒディーン」『中東協力センターニュース』2007年12月・2008年1月合併号、43-51頁、http://www.jccme.or.jp/japanese/11/pdf/11-05/11-05-41.pdf

(4) 川村狂堂、1931「割礼概説」『満蒙』第12年第139冊、65-75頁、同140冊、113-23頁

(5) 川村狂堂、1932「支那人の陰茎の包皮に就て」『満蒙』第13年第142冊、44-54頁。2009年2月の国際日本文化研究センターの研究会で、この論文を教えてくれたのは唐権さんである。記して感謝する。

(6) 正確なカテゴリーの表記と数値を知りたい向きは、原典に当たられたい。足立文太郎、1899「本邦邦人陰茎の包皮に就て」『東京人類学会雑誌』161号、427-34頁。同論文は、同年発行の『中外医事新報』467号にも転載されている。未確認だが、足立文太郎、1928『日本人体質の研究』(岡書院)にも収録されているらしい。

複数の媒体に載っていて、わりあいに有名な論文だったのかもしれない。戦前期の、やたらと人体の計測がはやった時期、包茎の統計もいくつか発表されている。その論文たちの一部も、足立を参照している。現代でも、吉岡郁夫・武藤浩、1983『性の人類学 形質人類学の空白領域』(共立出版)の包茎の節や、石川英二、2005『切ってはいけません! 日本人が知らない包茎の真実』(新潮社)がこの論文を引用している。

が、不思議なのは、包茎に特化したこれらの論文をのぞき、足立の功績について解説する後世の人びとが、この包茎論文についてふれないことである。言及されるのは、もっぱら、博士が生涯をかけてとりくんだ動脈や静脈の研究、あるいは、死後に弟子たちの手で刊行された『体臭、耳垢および皮膚腺』(ドイツ語で書かれている)について。足立が手がけた、たくさんある小さなテーマのうちのひとつだからなのか、偉大な博士が包茎について研究していたなんて書けない……と、後世の者たちがヘンな気づかいをして手びかえたのか、正確なところは分からない。

|

WEBRONZA に記事、『GINZA』にコメント、毎日新聞に紹介

明けましておめでとうございます。

■ ウェブマガジン WEBRONZA に記事「2014年を「男の性欲」スタディ躍進の年に」を書きました。7日に掲載以降、おかげさまで多数アクセスいただいています。→ http://bit.ly/1fiLDRN

■ 12日にマガジンハウスより発売の雑誌『GINZA』2月号「ランウェイのアジアンガールたち」に、コメントですこし出ています。

■ 『毎日新聞』東京夕刊、1月7日付けの「読書日記:ピックアップ」にて、『立身出世と下半身 男子学生の性的身体の管理の歴史』を紹介していただきました(3面)。ありがとうございます。

|

『立身出世と下半身』 大学図書館ベストセラー 24位に――広報その11

201305kinokuniya

 『立身出世と下半身』が紀伊國屋書店の「大学図書館ベスト100冊」の24位にランクインしました。5月に大学図書館に購入していただいた本のランキングです。ありがとうございます!

 先日ご紹介した本田由紀先生のインタビュー()で、本書ともども言及されていた鈴木翔さんの『教室内カースト』もランクインしています。

↓ 紀伊國屋書店 大学図書館ベスト100冊 (2013年5月) 2013年6月4日更新

http://www.kinokuniya.co.jp/03f/bwp/catalog/book/bestseller/washo/daigaku.html

↓ 来月はページが更新されてしまうようなので記念に魚拓URLを。

http://archive.is/4UJrH

◆ 以下、ネット書店などのご案内です。万一、アマゾンに在庫がなくても、よそにはたっぷりあります。とくに版元の洛北出版はほぼ確実です。

» 続きを読む

|

『立身出世と下半身』 ふぇみんに書評が掲載されました――広報その10

Rakuhoku_selfmade_man_and_his_body_

 コンパクトながらハイクオリティな情報がキラリと光る新聞 『ふぇみん』 2013年6月25日号にて、『立身出世と下半身』を書評していただきました。以下URLより全文お読みいただけます。
 http://www.jca.apc.org/femin/book/20130625.html#b

 
 いやー、この書評もありがたいです! 「この検査〔M検〕について語りたがらない男性の声にこそ、最も脆弱かつ言語化されない男性性があると見る」と、本書のポイントをついてくださいました。ギュっとつまった文字数で濃いレビューを書いてくださった「梅」さん、本当にありがとうございます!

 ※ 業務連絡。『ふぇみん』ではトンペン界の有名人、竹内佐千子さんが連載されています。こちらもぜひご注目を。

 ◆以下、一部ネット書店などのご紹介です。万一、アマゾンになくても、よそには在庫がたっぷりあります。とくに版元の洛北出版は確実です。

» 続きを読む

|

『日本の童貞』がダ・ヴィンチ電子ナビに

04all

 2003年に書いた『日本の童貞』がダ・ヴィンチ電子ナビにとりあげられたのでご紹介します。タイトルは「橋下発言から考えた日本における童貞の差別史」。橋下市長の「慰安婦」発言とからめながら、書評してくださいました。

  橋下発言から考えた日本における童貞の差別史(ダ・ヴィンチ電子ナビ 2013/05/27)
 http://ddnavi.com/news/141978/

 10年前の本にもかかわらず、現代の問題とむすびつけて書いてくださった評者の方に最大の感謝を。本に命をふきこんでくれるのはいつも読者です。ありがとうございます。

 ※ 『日本の童貞』の著者近影。やっぱ10年ぶん年取ったな~。

◆以下、一部ネット書店のご紹介です。

» 続きを読む

|

『立身出世と下半身』 本田由紀さんがご紹介くださいました――広報その9

130623synodos

  ご紹介が遅くなりましたが、教育社会学者の本田由紀先生が、『立身出世と下半身』をシノドスのインタビューのなかで取りあげてくださいました。ありがとうございます!

  教育社会学とはどのような学問か、を高校生むけにお話されている内容です。読みごたえがあります。ぜひサイトに飛んでご覧ください。

  「社会学と名乗るのなら、自分の経験を研究とは切り離して、精緻に、クールに研究したほうがいいんでしょうけど、申し訳ないですけどわたしはできなくて」には、赤べこのように頷きました。私も同じタイプです。

  「どうなっているのか」と「どうすべきか」を一緒に考える 教育社会学者・本田由紀氏インタビュー(シノドス 2013/05/19)
  http://synodos.jp/intro/3927

  アマゾンの在庫がやっと回復しました。すかさず納品してもデータに反映されるのが遅いらしく、このかん、在庫ぎれになっては高値のマーケットプレイス商品が浮上してくるなどしていました。

  定価でお求めになりたい場合は、在庫切れでもほんのちょっと待ってみてください。あるいは、ほかのネット書店、リアル書店にあたってみてください。洛北出版でしたら、確実、迅速にお求めになれます(送料、振込手数料無料)。以下に一部のサイトをご紹介します。

◆以下、一部ネット書店などのご紹介です。

» 続きを読む

|

『立身出世と下半身』 阿木津英さんの書評が掲載されました――広報その8

Small2kumamotoshimbun201369002119

 歌人の阿木津英さんが『熊本日日新聞』2013年5月5日朝刊にて『立身出世と下半身』の書評をしてくださいました。タイトルは「管理支配された若者の身体」。はずかしながら掲載していただいたことを最近しりました。ご紹介が大幅に遅れてしまい、申し訳ありません。

 女性の身体史から男性の身体史への研究史のうつりかわりをリアルタイムで見てこられたこと、熊本の高等学校、歌への言及など、阿木津さんのご経験やご関心が反映されていると思われることごとが散りばめられています。まるでキラキラした宝石箱をのぞかせていただいたような気持ちになりました。

 一部を引用いたします。

 「女の性と身体」が一斉に語られ始めたあの熱い息吹の時代を経て、やがて注視が常に女の性と身体にしか向かわないことへの疑問が浮かび、男性の身体史への関心が生まれる。そういう研究史の移り変わりを同時代者としてわが身のうちにも辿ってきたわたしとしては、男性の身体はことに気になる。

 とは言え、原発事故や改憲問題など、薄氷を渡っているような現在の日々、そんな場合じゃないだろうという思いも、実はひそかにあった。

 読後の結論は、無関係どころか、現在の事象の根底部分に触れるもの。男性にこそ、こういう本を読んでほしい」

 ※解像度をかなり落とした画像を掲載しています。

◆以下、版元の洛北出版からのお知らせです(6月17日時点)。

» 続きを読む

|

『立身出世と下半身』 武田徹さんの書評が掲載されました――広報その7

Hidenhokaidoshimbun201369001_3

 ジャーナリストの武田徹さんが『北海道新聞』2013年6月9日朝刊にて『立身出世と下半身』の書評をしてくださいました。タイトルは「抑圧の実情 精緻に分析」です。掲載が遅れてしまい、すみません。

 男性身体における「生産する身体」と「性的身体」の相克に言及してくださいました。まとめで書いたこの部分、言語化するのに七転八倒したところです。表現したい事象はあるけれど、輪郭がとらえられない、言葉が与えられないというモヤモヤした状況が数年つづきました。

 そんなある日、こんがらがった紐がするするとほどけるように、突然ものごとがはっきりと。2009年の梅雨でした。思い入れのある箇所を拾っていただき、本望です。

 ※葉っぱで書評の一部を隠した画像を掲載しています。

(6/28  追記)  武田さんの書評が北海道新聞サイトに掲載されています。ぜひお読みください。新URLは以下です。
  http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/backnum.php3?page=20130609/index.html&n=1
(追記おわり)

(6/18 17時  追記)  武田さんの書評が北海道新聞サイトに掲載されました。ぜひお読みください。
 
http://www5.hokkaido-np.co.jp/books/
(追記おわり)


◆以下、版元の洛北出版からのお知らせです(6月17日時点)。

» 続きを読む

|

三浦しをんさんの書評がウェブ公開されました(付・相澤真一さんへ)――『立身出世と下半身』広報その6

 朝日新聞で三浦しをんさんが書いてくださった『立身出世と下半身』書評が昨日からウェブで全文公開されています。ぜひお目どおしください。
 http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2013060900011.html

 おそらく紙面で書評を確認しないまま、全力で誤読したコメントをツイート、他のひとから「よーわからん」といわれている中京大学現代社会学部准教授の相澤真一さん()も、これを機にお読みになるとよろしいのではないでしょうか。

↓ 相澤 真一 ‏@isaactruth

 「出身大学院にて研究室の先輩として氏の研究はどうしようもない違和感を覚えてしょうがなかったけど、三浦しをんさんの下記の書評は端的にその違和感を表してくれていると思います」(2013年6月8日 - 14:31)(*1)

↓ 朝日新聞読書面‏ @asahi_book (相澤さんのリツイート)

 「けさの読書面)澁谷知美「立身出世と下半身」三浦しをん評。「性欲あふれる生き物であるかのように扱われることに(例:「男はストレスを性的行為で解消する必要がある」といった無礼千万な言説)男性はそろそろ「否!」の声を上げていいころだ」http://t.asahi.com/b8a0」(2013年6月8日 - 14:18)(*2)

↓ ナンノツモリダー ! ‏@sspmi

 「ん? 相澤さんは、相澤さんが澁谷さんの研究に対して感じている違和感を、三浦評がうまく表現してくれた、と言いたいのかな? 相澤氏と三浦氏は、澁谷氏に対して同じような違和感を感じているということ? だとしたら僕は全くそのようには読めなかったんだが。三浦さんは澁谷さんを褒めてるよね?」(2013年6月8日 - 19:40)(*3)

↓ 稲葉振一郎‏ @shinichiroinaba

 「@sspmi たしかに。よーわからんです」(2013年6月9日 - 1:53)(*4)

↓ ナンノツモリダー ! ‏@sspmi

 「@shinichiroinaba ですよね」(2013年6月9日 - 1:57)(*5)

Aizawa01

Aizawa03

 (*1) https://twitter.com/isaactruth/status/343525802949869568 。ちなみに相澤さんのプロフィールには「積極的に情報提供したい」と。対象書籍はおろか書評の確認すらしないが、他人の仕事にはしっかり「違和感」を表明してみせたいご自身について、積極的に情報提供してくださいました。人間らしくていいと思います。学者としてはマズイけど。
 (*2) https://twitter.com/asahi_book/status/343522424945516544
 (*3) https://twitter.com/sspmi/status/343603520949342208
 (*4) https://twitter.com/shinichiroinaba/status/343697406401060864
 (*5) https://twitter.com/sspmi/status/343698250135642114

|

«『立身出世と下半身』三浦しをんさんの書評が掲載されました――広報その5