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風俗好きならアサノを応援しよう

都知事選候補アサノさんを応援する活動に少し関わらせてもらっているなか、一つだけ気になることがあります。
「福祉と人権のアサノ」を掲げるばかりに、女・子ども・障がい者・老人・外国人・その他のマイノリティ以外の人たち、つまり、〈マジョリティ〉の〈若い〉〈男性〉へのアピールが不足しているのではないかということです。

が、じつはアサノさんにはいろいろな魅力があって、〈マジョリティ〉の〈若い〉〈男性〉にも充分アピールできる点を備えています。

ということで、本日4月6日シローの日に、〈マジョリティ〉の〈若い〉〈男性〉の皆さまを広告代理店なみにセグメント化しつつ(!)、シローさんを宣伝させていただきます。
風俗好き、幼い子どもがいる、漢(おとこ)に惚れる、他人の言動の齟齬が許せない、お寿司が好き……といった条件に当てはまる方はお目通しいただければ幸いです。

○風俗好きの皆さんへ

3月17日にロフトプラスワンで開かれたイベントでのこと。風俗嬢が風俗摘発で困窮していることを訴えると、アサノさんは「ギリギリのところでやっているんだね」とポツリとつぶやいたそうです。
そして「規制すればいいってもんじゃない。あまりにも重すぎて…オジサンとしてはすぐ答えようがない」と一瞬固まってしまったということでした(『日刊スポーツ』07/03/18)。

「〈正業〉につきなさい」などと説教することなく、困窮している人へまっすぐにシンパシーを向ける温かさ、そして、すぐに答えられないことには答えられないと言明できる潔さ。

風俗好きなら、歌舞伎町をつぶそうとする石原都知事より、アサノさんを応援すべきでしょう! 風俗嬢がイキイキと働ければこそ、よりよいサービスが受けられるというものではありませんか?(*1)

○幼い子どもを持つお父さんへ

子どもは突発的に病気になりがちで、症状も急変しがちです。だから、急患にも対応できる小児病院が地域にできるだけたくさん必要です。
近くに小児病院が無かったがために、遠くの病院に搬送されることになり、助かる子も助からなかったなどということが、残念ながら実際にあります。

石原都知事は、清瀬、八王子、梅ケ丘にある3つの小児病院を府中の1箇所に統合しようとしています。助かる子も助からない、というケースが増えるのではないかと心配です。

このうち梅ケ丘は小児精神専門の病院であり、急患の問題とは無関係かもしれません。が、日本で唯一の、こころに失調をきたす子どもを専門に診る病院が一つ消えるわけで、それは大きな損失であるといわねばなりません。

アサノさんは宮城県知事時代に100億円かけて子ども病院を作りました。
幼い子どもを持つお父さんは、石原氏とアサノ氏、どちらを選びますか?

○漢(おとこ)に惚れる男の皆さんへ

石原都知事を、決断力がある、漢(おとこ)の中の漢だ、と思っている皆さん。
残念ながら、それは誤解だと思います。

一時期話題になった「東京がやる STOP花粉」のポスター。
石原氏自身の大きな写真を入れながら、白地に黄色で書かれた「花粉」の文字がきわめて見づらいこのポスターを、都知事選直前に227万円の税金を使って各地に掲出させる、このセコさ。

公金を使っての豪遊や、地位を利用して自分の息子へ便宜をはかる様にも呆れましたが、私はなんといっても、地位と税金を使ってこっそり選挙運動しちゃおう、という矮小な精神に呆れました。

漢(おとこ)に惚れる男の皆さんは、こんな小者を支持したいですか?

男根で障子紙みたいなやわらかいもんを破ったところで、何の自慢にもなりません。
漢なら怒りの鉄拳で腐敗政治を打ち破りましょうよ。
形勢優位とはいえないのに、人々の熱い期待に押されてやむにやまれず出馬、が、出た以上は足をふんばって頑張っているシローさんのほうがよほども漢! なのではないでしょうか。

○他人の言動の齟齬が許せない皆さんへ

他人の言動の齟齬が許せない皆さま。
たとえば、「女性は弱者だ」とか言いながら、発言者本人は大学教授だったり大企業の高給取りだったりする点が許せないとか、本当は働けるのに「働けない」といって生活保護を「騙し取っている」人びとが許せないという皆さま。

私はこれらの認識にはいくつかの誤りがあると考えますが、では、32年前、当時72歳の美濃部都知事にたいして、こんな発言をしていた石原氏(当時42歳)についてはどうお考えでしょう?
その言動に齟齬はないでしょうか。

「美濃部さんのように前頭葉の退化した六十、七十の老人に政治を任せる時代は終わったんじゃないですか。」
(沢木耕太郎『シジフォスの四十日』より。
cited in ocean-man氏作「Happy Chips !!!!!」07/03/09)

石原都知事は現在74歳です。
彼の考えでいけば、前頭葉はとっくに「退化」しているはずなんですが。
退化しすぎて、自分が過去にした発言も忘れたのでしょうか。

○お寿司好きの皆さんへ

場内であれ、場外であれ、築地の市場で食べるお寿司は最高です。私も寿司には目がないほうですが、なけなしのお金をはたいて市場の寿司屋に行く時には、市場の70年の歴史も一緒に食していると思っています。
歴史に洗われたあの独特の町並みの中で食すから、よりいっそう美味なのだと。

が、もし市場が豊洲に移転して、真新しい町並みの中で寿司をつまんでも、おそらくそれは「味気ない」ものとなるに違いありません。

味気ないだけでなく、ご存じのように、豊洲の土壌には環境基準をはるかに越える、ヒ素、水銀、カドミウムなどなどの有害物質が含まれています。
そんなフレーバーは要りません。

アサノさんは、市場で働く人びとが反対する以上移転はしない、と言っています。

(*1) 澁谷の「買春」「性風俗産業」にたいする考え方は、『クィア・ジャパン』2号(勁草書房)掲載「買春改革論」参照。

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