新刊出ました『平成オトコ塾 悩める男子のための全6章』
筑摩書房の新シリーズ双書Zeroの1冊です。阿部真大さんの『ハタチの原点――仕事、恋愛、家族のこれから』と、中島岳志さんの『朝日平吾の鬱屈』も同時刊行されました。
10月24日(土)には双書Zeroの刊行を記念して、シンポも行われます(詳細は10月13日エントリご覧ください)。
表紙は、しりあがり寿さんにお願いすることができました! 感激です。装丁は、シリーズごと、ミルキィ・イソベさんが手がけられています! 豪華です。
よろしくごひいきのほど、お願いいたします。
定価:1,470円(税込)
刊行日: 2009/09/24
判型:四六判
ページ数:216
ISBN:978-4-480-87808-3
JANコード:9784480878083
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■ご紹介ありがとうございます!
(情報提供いただいたものを随時更新)
-『朝日新聞』2010年2月7日読書欄にて本田由紀さんが取り上げて下さいました。
-『中央公論』09年12月号読書欄にて井上章一さんが取り上げて下さいました。
-『図書新聞』09年12月12日号にインタビューを掲載していただきました。聞き手は富山由紀子さんです。
-『週刊文春』09年12月3日号「私の読書日記」にて酒井順子さんが取り上げて下さいました。
-『ふぇみん』09年11月25日読書欄にて取り上げていただきました。ウェブ版記事はこちら。
-『読売新聞』09年11月7日家庭欄にて取り上げていただきました。
-『東京新聞』09年10月28日夕刊文化欄にてシンポの様子を取り上げていただきました。写真が楽しそうです。
-『週刊金曜日』09年10月23日号読書欄でラブピースクラブ代表・北原みのりさんが取り上げて下さいました。
-TBSラジオ『デイ・キャッチ』09年10月13日放送にて書評家・永江朗さんが取り上げて下さいました。
-『週刊文春』09年10月7日号「新刊推薦文」にて取り上げていただきました。
-『日本経済新聞』09年10月4日号読書欄にて双書Zeroの一つとして取り上げていただきました。
-『朝日新聞』09年9月27日号読書欄にて双書Zeroの一つとして取り上げていただきました。ウェブ版記事はこちら。
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■著者からのメッセージ
「こんな思いを込めて、書きました」
若い男子の皆さんに向けて、女である筆者が、「生き方」を提案する本を書いた。「女が、いったいどういうつもりで?」と訝る向きもあろうから、ここで弁解する。
わたしの専門は男性の性の歴史だ。資料を読んでいると、「男たるものかくあるべし」という文章をよく目にする。「男は家族を持って一人前」とか「包茎は手術すべし」とか。生き方からイチモツの具合まで、社会は男性にあれこれ指図する。
こうした指図を真に受ける人は少なかろうと思っていた。が、そうでもない。上記の言葉がプレッシャーとなって、押しつぶされそうな人もいる。家族を持たなくても、友人によって豊かな人生は送れるし、友人がいなくたって、楽しくやっていける。包茎は、皮をむくことができるなら、むしろ手術をしないほうがよい。なので、そういう情報をまとめた本があれば便利では、と、この本を書いた。原動力は、おせっかい精神だ。
「ああせい、こうせい」という「啓蒙」は控えた。男性の人生を生きていない者がやってはいけないことだと思ったからだ。ひたすらデータと事例にもとづいて、「こういう選択肢もあるけど、どっすか?」と「提案」することに努めた。
啓蒙くさい所もあるかもしれない。そこは筆者の力量不足。すいません、と先に謝っておく。ともあれ、若い男性の皆さんが、ムダなプレッシャーから自由になり、楽しい人生を送る手助けになれば、これほど嬉しいことはない。
(『ちくま』463号、2009年10月号より)
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