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WEBRONZAの「震災で日本の空気は変わったか」特集に執筆、そして「原発を恨んでいない」という避難民の言葉について考えたこと

 今日のWEBRONZAの「震災で日本の空気は変わったか」特集に「誰かの味方になってるつもりの君へ」(有料記事)を書きました。

http://webronza.asahi.com/national/2011040700001.html

 まー、この記事も controversial だよね。良きにつけ悪しきにつけ、どんどんネタにしてください。執筆者はほかに宇野常寛さん(評論家)です。

 ちなみに、文中で引用している葉上太郎さんのルポ「原発頼みは一炊の夢か──福島県双葉町が陥った財政難」(『世界』2011年1月号所収)は、岩波書店のサイトでPDF形式で無料公開中です(→コチラ)。「原発で町おこし」がいかに長続きしないかを、財政的に全国ワースト6にランク中の福島県双葉町を例に書いています。

 「原発事故で避難生活の80代男性「私は東電を許します」」という、ちょうちん感満載のネット記事を読みました(*1)。80代男性が「娘婿も、孫も東京電力で働いている。原発のおかげで町が潤ったのは事実」と話しているのが引用されていました。そりゃ、娘婿や孫は東電から収入を得ているだろうけど、その次の世代は難しいだろうな、と思います。葉上さんのルポを読めばそう結論せざるをえません。

 というか、収入うんぬん以前に、原発事故で町そのものが消滅するかもしれません。数万人が退避し、汚染物質によって「住める町」を回復できるかどうかもあやういことになってしまった今回の事故から得られるのは、そういう予測です。

 女性セブンの記者もそこんとこ書いてくれなきゃ。このままじゃぁ、非地元民の読者は「地元民が納得してりゃあいいじゃない」で終ってしまう。せっかく社会学者の開沼博さんのコメントをもらってるんだから、ちゃんと生かさないと。「1世帯にひとりは原発と何らかの関係を持って生活している」形態を取らせたのは誰かとか、それはどうしてなのかとか。

(*1)「原発事故で避難生活の80代男性「私は東電を許します」
   http://www.news-postseven.com/archives/20110407_16935.html

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