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イエス、レッツ「不謹慎」――あるいは『週刊金曜日』4月1日号がおもしろかった件

 原発が汚水を放流するがごとく、大メディアが大本営発表しか流さない昨今、読んでいておもしろかったのは、『週刊金曜日』4月1日号である。

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 秋葉原事件や東電原発事故などの特集もいいのだが、大笑いしたのは、原子力安全保院の西山英彦氏の発言とカツラにおける「客観性のなさ」を指摘した北原みのりさんのコラムで、真顔ボケっぷりが秀逸なので、ぜひ皆さん読んでください。43ページです(*1)。

 それから、中山千夏さんのコラム「不謹慎したくて民でいるわけよ」も読みながらニヤニヤしてしまった(50ページ)。「天災に際して人間の手に負えないような事故を起こす技術を使ってはいけない」と中山さんがツイッターに書いた時の人びとの反応の「想定内」な感じと、それへの痛快な返しに要注目。

 「この間、「不謹慎」は言論封殺センスだと痛感した」という中山さんの言葉も重く受けとめたい。「お前、黙ってろ」と言われたら「なにを!」と奮起するのに、「不謹慎」と言われたら萎縮してしまう、私のちっぽけな「良識」を警戒しなければならない。

 イエス、レッツ「不謹慎」。今度の週末は花見をしよう。

 もっとも、こうやって、「不謹慎」批判なにするものぞ、の中山さんを称賛する私も、じつは自粛ムードに流されていたことを告白する。

 なにがって、春休みの東方神起旅の成果発表である。べつに発表を自粛したって、私や他人の状況が良くなるわけでも悪くなるわけでもないのに。時宜に沿わない話題を出したらダメなんじゃないかという、自主規制をかけていたんだね。

 ということで、復興支援をできるところはしていきつつ、意識して、カッコ付き「不謹慎」をやらかしていこうと決意した次第です。ただし、「ドブスを守る会」のような真性不謹慎のバカが勢いづかないよう急いで付言しておくが、他人を騙したり、自分より立場の弱いものをおちょくったところで、それはたんなる暴力なんで。

 (*1) そういえば、2005年に発覚した耐震強度偽装事件で、ある一級建築士が逮捕され、明らかに不自然なヘアスタイルが「髪の毛も偽装」などと言われていたのを急速に思いだした。彼は今どうしているのか。

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