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エイネの留守番をしながら書く『Android』をめぐる2つの偶然

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 現在8月25日午後4時。今日はエイネ@調布ですね。今ごろ東方さんはスタンバイしていることでせう。

 もっっっっっっのっすごく行きたいんですが、諸般の事情により行けません。まるで、夏祭の太鼓の音が聞こえてくるのに、親に止められて行けない子どもの気持ちですわ。

 去年は自転車で行きましたっけね(→去年の記事。朝鮮語)。自転車で行ける場所に東方さんが来るっていうの、興奮したなぁ。参加される皆さん、ぜひ楽しんできてください^^

 ともあれ、わたくしは、行き場のないこの気持ちを発散させるべく、『Android』をめぐる2つの偶然について作文します。

 偶然その1。靴の話です。時は6月初旬にさかのぼります。

 東大門のファッションビルをぶらぶらしてたら、妙にかわいい靴があるじゃないですか。ショウウィンドウのトランペットに憧れる少年ばりに「ほすぃ」という顔をしていたら、店主さんが試着してみろという。

 靴下を履いていないから試着できない、といったら、ビニール袋を履かせてくれましてねw

 ビニール袋が飛び出てる状態だけど、鏡にうつした着用状態はそりゃもうキュートでキュートで。その日に履いていた、多色づかいのサルエルパンツ(デビュー当時の2NE1のイメージ)とベストマッチ。

 値段を聴いたら、高くて迷ったけど、購入。なんでも有名なブランドだそうで。私は知りませんでした。かわいいなぁ、と思いつつ家に連れて帰って記念撮影しました。この子です。

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 8月はじめ。7月に解禁された『Android』PVフルバージョンの何度目かのリピートをしている時に気がつきました。ユノが見覚えのある靴を履いている、と。

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 いくらなんでも、と思ってネットで検索したら、情報通の方がすでに調査済みで。やはり同じやつでした。

 いやもうびっくり。世の中に靴って何種類ある? 自分が買ったのと同じ靴を好きな歌手がPVで履いて出てくるって、どれくらいの確率? 神様、これはいったいなんの暗示ですか?(←ただの偶然)。

 ただし、値段からいって、私のはコピー商品の模様です。本物はよりいっそう高いです(ちなみに、自己所有目的によるコピー商品の購入はそれだけでは犯罪になりません。「ブランドのコピー商品を購入すると罪になる?」参照。←商売柄の注意書き。←めんどくさい)。

 偶然その2。歌詞の話です。ここ何カ月かの私にとっての世界の見え方と、それをもとに培った人生にたいする構えみたいなものが、『Android』の歌詞に的確に表現されていて、びっくりしました。こんなこと、人生で初です。

 ふだん、歌詞に思い入れるということは滅多にしないのです。他の人が作った物語世界にタダ乗りするようで、気恥ずかしいのです。

 さらに、詞が苦手、ということもあります。商売柄、主語と述語がはっきりした文章を洗練されたかたちで構築することはいかにして可能か、ということに日々私は心をくだいています。主語と述語があいまいな詞という形態はどうも苦手です。

 小中学校における詩教育の弊害もあるかもしれません。「さあ、この作品を読んで何かを感じとれ」とぐいぐい感情の強制をしてくる教授法のおかげで、詩=詞への苦手意識が生じました。「わたしを束ねないで」っていってるのに(*)。

 が、『Android』の歌詞は違いました。タダ乗りなのかどうかを考えるまもなく、苦手意識を発揮するまもなく、物語=歌詞のほうから私=聞き手をつまみあげて、乗っけて疾走していく車のような、そういう作品でした。例えが分かりにくいですが。自分の人生とのシンクロ具合がすごいので、一つひとつの言葉をかみしめるようにじっくり歌詞を読みました。

 自分が心に決めた生き方をユノとチャンミンが歌い、しかも応援してくれてるのだから、びっくりしたし、ちょっと泣いたよね(←いつものやつ)。

 私だけでなく、同じ思いのトンペンさんはたくさんいると思います。昔、椎名林檎の「月に負け犬」という名曲を「これ、俺の歌」と書いていたライターがいて、「なんて図々しい」と憤慨した覚えがあるのですが、憤慨するのは間違っていました。

 いかに多くの聞き手に「これ、あたしの歌」と思わせるか。いかに的確に「時代の気分」をつかまえるか。これが流行歌の使命です。詞を解さない私がいうのは却って失礼になるかもしれませんが、そして、一方的にですが、『Android』を作詞されたH.U.B.さんのお仕事に感謝と敬意を表したいです。

 時刻は午後7時。そろそろ調布は東方さんの出番でしょうか。ソウルで、「おああお おああお」と一緒に叫んでいます。

 (*)「わたしを束ねないで」。日本の詩人・新川和江さんの作品。中学校で習いました。この作品じたいはラディカルで大好き。思えば、すごい作品が教科書に載ってたんだな。

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